全ては妻の希望…盛大な結婚式のために借金、その後の節約生活

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現在、33才になる私が結婚したのは、今から10年ほど前に遡る2004年のことでした。
当時、交際して1年が経過していた今の妻と結婚することになり、彼女の希望だった6月に、いわゆるジューンブライドとして結婚式を挙げる予定で、いろいろな企画をしていたんです。

【体験者の情報】

体験者 借入件数 借金総額 借金期間
  • たいむ
  • 男性
  • 33才
  • 公務員
トヨタファイナンス 250万円 開始:2004年6月

妻が求めた盛大な結婚式とハネムーンのために借りた250万円

現在、33才になる私が結婚したのは、今から10年ほど前に遡る2004年のことでした。
当時、交際して1年が経過していた今の妻と結婚することになり、彼女の希望だった6月に、いわゆるジューンブライドとして結婚式を挙げる予定で、いろいろな企画をしていたんです。

結婚式も、妻が気に入った場所を見つけるまでに10カ所程度見学をしたほどで、妻は人生で最初の結婚式のために、本当に当時から夢中でいろいろな計画を練っていたんです。
そんな妻の姿が私も大好きだったので、できるだけその思いに応えてあげたいという気持ちで見守っていたんですが、結果的に彼女が求める結婚式の内容を全て満たそうとすると、最終的に掛かる費用が500万円にのぼる金額になってしまっていたんです。

私としては、正直、入籍だけでも十分満足出来るタイプだったんですが、妻の顰蹙を買いそうだったのでそれは心の中での思いに留めていたんですが、さすがに500万円を結婚式にかけるとは思っていなかったので、最初は驚いてしまいました。
それでも、ハネムーンの費用などを含めてこの価格だったので、妻曰く、安いのだとか。

結局、その言葉に上手くのせられてしまったことや、私自身が妻をとても愛していたこともあり、彼女の希望をかなえる形で、総額500万円にのぼる結婚式を行うことになりました。
ただ、私としては、事前に用意できた現金が貯蓄の50万円しか無かったので、ご祝儀でまかなう以外の残り全ての費用は全額、借金で賄う形に。
当初は、結婚式場で提供しているローンも勧められたんですが、私が以前から利用していた信販会社を通じてローンを利用する事になったんです。

トヨタファイナンスから250万円の借り入れ

私が、250万円の融資を受けるために利用したのは、トヨタ系列の信販会社でもあるトヨタファイナンスでした。
当時、トヨタの自動車を購入した際、ポイントバックを目的にトヨタファイナンス発行のクレジットカードを持っていたのが、この融資を利用したきっかけでした。
公務員として働いていたので審査もすぐに通過することができて、申し込みの翌日には、私の口座に250万円の現金が振り込まれていたので、その現金をそのまま結婚式場への支払いに充てました。
借りたときの気持ちは、ただこれで妻が安心してくれる、喜んでくれるという思いでただただ満たされていました。

当初は、結婚式という晴れの舞台を借金で獲得したお金で行うという点にちょっと疑問も感じましたし、実際に借金するときにも、そのイメージがあったので借金を辞めようかと思った気持ちもありました。
ただ、結局、お金が必要だったことには変わりが無かったですし、なにより、お金が足りなくて結婚式が挙げられないことで妻をがっかりさせるのが嫌だったので、最終的には借金することになりましたが。

給与の全てが生活費と借金の返済に充てられて、私生活は極貧の状態に。

借金をするまで、彼女とは交際する形だったので、私自身の収入は全て、私が自由に扱うことができる状態でした。
比較的、同年代の友人達よりも安定した収入を得ることができていたので、好きな自動車を購入したり好きな服を買ったり、彼女へのプレゼントも記念日以外にも送ったりできたんですが、借金後は、そういった自由な活動も一切できなくなってしまいました。

特に、結婚したことで、彼女も専業主婦になり収入も無くなりました。なので、私の収入だけで養っていかなくてはいけません。幸い、家賃だけは、妻のご両親が経営しているマンションを利用する事ができたので節約出来たんですが、それでも、結婚式のために借りた250万円の返済費である毎月10万円の費用を支払った上で、残り全ての給与も生活費として家にいれなくてはいけなかったので、それまで優に使えていたお金さえ、全て妻に渡す必要が出てきてしまったんです。
結果的に、私は好きな物も購入できなくなってしまい、ただただ職場と家を往復する毎日という、拷問にも近い状態になってしまいました。

借金によって一番大きな影響を受けたのは、やはり買い物の面でした。
服も、それまでは季節に応じていろいろな新しい物を購入できていたんですが、結婚以後は、使い古しの服を何年にもわたって使用する感じでしたし、数千円以上の品物を買う際には、必ず妻に様子伺いしないと駄目なほどなので、本当に辛かったんです。

食事面も、自炊が当たり前で、外食といっても100円寿司で済ませる感じで、極力節約の毎日。
返済が全て完了するまではそんな感じでただただ節約生活に限られていたので、結構肩身の狭い思いをしていました。

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